みなさま、こんにちは。情報発信室の花田と申します。
今回のテーマは石鹸についてお話したいと思います。ドラッグストアーに陳列されていたり、ネットショップでも良く販売されている固形石鹸は何からできているのか?どうやって作られているのか?ふと疑問に思ったことはないでしょうか?
普段の生活ではあまり気にならないかもしれませんが、マメ知識として知っていただくことで今後の商品選びが楽しくなるかもしれません。
今回は大きく分けて2種類の製造法をご紹介致します。
【鹸化法(けんかほう)】と【中和法(ちゅうわほう)】これだけ知って頂くと十分かと思います。
鹸化法とは、油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を混ぜて作り上げる方法です。
大きな釜に油脂と苛性ソーダを入れグルグル混ぜながら何時間も経て作られます。
※油脂とはスーパーに陳列してあるサラダ油やなたね油などの液体オイル、ラードなどの動物性油脂のイメージです。
もちろん石鹸に使われる油脂は化粧品規格という純度の高い精製された油脂を使用し作られます。
※苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)とは食塩の水溶液を電解したりして作り強アルカリ性の性質があります。
この方法による作り方は紀元前3000年代からと言われており、動物の油と木炭(苛性ソーダの役割)を混ぜて作っていたそうです。
私は以下の文章を読んで本当か?と思えるくらいの驚きで!偶然とは何なのか一人で考え込むほどです。。。
古代から水だけで落ちにくい汚れに対し、粘土や灰汁、植物の油や種子などが利用されていたが、やがて動物の肉を焼くときに滴り落ちた脂肪と薪の灰の混合物に雨が降り、アルカリによる油脂の鹸化が自然発生して石鹸が発見されたと考えられている。
引用:Wikipedia
鹸化法…偶然の発見?自然現象?驚きです!
偶然の発見より生まれたこの製造方法は現代においても多くの石鹸工場にて行われている製造方法になります。
中和法とは、先ほど述べた油脂類を大きく2つに分解します。
脂肪酸とグリセリンに分解します。分解釜と呼ばれる特殊な釜で分解していきます。
分解された脂肪酸を苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と混ぜることにより製造する方法です。
何故?鹸化法という製造方法があるのに、このような中和法なる製造が行われるのでしょうか?
中和法はまさに現代の文明が生み出した製造方法であるといえます。
今回のお話は石鹸の作り方・製造方法である【鹸化法】と【中和法】にスポットを当て述べさせて頂きました。
など、まだまだ疑問があるかと思います。石鹸の製造法と一言にいっても非常に多くの知識が必要になってきます。
次回、石鹸の記事として述べさせて頂きます。
本日は2つの製造法の言葉とその意味を知って頂くと幸いです。
鹸化法 油脂と苛性ソーダを混ぜて作る
中和法 脂肪酸と苛性ソーダを混ぜて作る
次回をお楽しみにしてください。